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青木周蔵による木戸公賞賛、最終回です。




・第八回 秩禄処分意見
前来楼述せし如く、予は木戸翁より深厚なる眷顧を受け、当時閲歴頗る浅く、今日よりも一層寡聞浅識なる一書生たりしに拘らず、各般の事項に関して垂問を受け、予も亦知○(なう)を傾尽して放胆的に進言する所ありたる為め、益々其の推輓を得、前述の如く大使一行の仏国滞在中、翁の推薦に依り特に破格の登用を蒙り、一介の書生より一躍五等官たる外務一等書記官に任ぜられたり〔明治六年八月二日、太政官〕。
抑ゝ木戸翁の為人たる、予の贅言〔余計な言葉〕をまたずして既に公評の定まるものありと雖も、密かに其人格を追想すれば、○に君国に忠実なりしのみならず、資性群を抜き、襟懐闊達にして温良恭謙能く士に下り、人を遇する最も親切なるを以て、予等後進者に於ては、従遊の間、常に恰も朋友と事を供にするの感ありしが、不幸短命にして白玉楼中の人となれり〔死亡した〕。
予は其の訃に接して失望落胆措く所を知らず、為に一時、意を官界に絶たんとするに至りしことあり。 


<引用:青木周蔵自伝 校注・坂根義久 平凡社 東洋文庫>

これにて青木くんによる木戸公賞賛の時間は終わりです。
今回引用したのは第八回の最後の部分です。
本当に彼は木戸さんが大好きなんですね。
木戸さんが亡くなったショックで、政界から引退しようと思ったほどですから。
それに彼は木戸さんが亡くなった時はドイツにいて、最期を看取ることができなかったから、余計にショックが大きかったのでしょう…。

それにしても木戸さんは本当に後輩から慕われてます。
木戸さんシンパは青木周蔵だけではありませんよ。
また残りの木戸さん大好き人間についても紹介していきたいと思います。


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